実はかなり深刻な児ポ法

児童ポルノの単純所持の禁止が出ているのだが古書店にとっては困った物である。
当方は一般向けの漫画やラノベも有るが、成人向コミックが専門。無店舗徒歩*1 *2売り。
尚且つ成人向アニメーションや美少女ゲームも在庫として所持。
児ポ法での「実写」の単純所持の禁止には大賛成だ。許されるべき事ではない。
但し、故意でない者や法施行以前に取得した物のの所持にまで罰を与えるようなことがあってはならない。

漫画、アニメはあくまでも漫画、アニメだ。
実際に被害があるわけではない。当然反対である。表現の自由という点でも大問題であろう。
ただ、私が反対する理由は、主に「商売に差し支える」ことにあろう。


漫画やアニメの規制が掛かった場合は成人向在庫の8割-全てを破棄せねばならない。
年齢なんて絵の見方で変わってしまう。俺がどう見ても20以上だろ、と言っても、
取り締まり側が18以下だ、と言い張ればそこまでだからだ。
お客さんが持っている物もほぼ全てが破棄対象になるだろう。
今売られている一般向けでもかなりきわどい物*3があり、これらも規制されるだろう。
また、破棄する販売側への保障は誰がしてくれるのか。そういう面から切り込んだ物が見事に無い。
一般のお客さんは捨てればいいからまだ良い。自分達*4は破棄すると損失になる。
お偉いさんはそういうことは一切考えて無いんだろな。

*1:一般向けは飲食店への卸、成人向は知己と通販メイン

*2:遠距離移動時は販売用に漫画2冊、成人向漫画1冊、ラノベ2冊、純文学又はSF2冊を手提げ鞄に入れている

*3:下手すると成人向け規制の掛かった物より表現がきつい物も有る

*4:新刊書店と古書店、ビデオ店他