DJ-1

2ヶ月前に引き取ってきたDJ-1の起動を試みた。
つや消しの白で再塗装されており、年式の割には綺麗。
こいつはタクティなどと違いリザーブコックがついており、
ガス欠になっても10k程度であればリザーブで耐えられるのだ。
動けばラッキー。

  • エアクリ
    • 脱落。恐らくは譲渡者が意図的に外して捨てたのだろう。
    • よくある話で、かえってエアクリが無い方が作業しやすい。
  • シリンダー
    • キック可能なため恐らく正常。
  • フロントブレーキ
    • ユニット交換が必要。ワイヤは生きている。
  • リアブレーキ
    • 正常。
  • バッテリー
    • 死亡。これも良くある事だ。

これらをチェックしたので、
キャブクリーナーをキャブレターに吹き込んでキックによる起動を試みた。
初爆あり。但し10秒ほどでストール。
ガソリンを入れ、もう1度クリーナーを吹き込みキック起動。


点火したのでスロットルを開けつつ、
キャブクリーナーをストールしない程度に*1数回吹き込む。
2分ほど続けた後スロットルの開閉を繰り返す。ストールは無し。
エンジンを一度オフ。キャブ下部のドレンを外し、
キャブ開口部にもう一度クリーナーを突っ込み腐ったガソリンを抜いていく。
腐ったものがあらかた抜けたのを確認して、
エアクリの代わりに目の荒いスポンジをキャブに被せて針金で留め、
商品標識を取り付け、公道走行可能とし、家の前で走行開始。

  • エンジン
    • 異常音無し、キャブに被せたスポンジの隙間を調整した所息継ぎ無し。
    • 走行に支障はなさそうである。加速はスムーズ。
  • 燈火類
    • 全て正常。
  • 速度計周り
    • 電圧が足らない為か燃料計、速度計の指示が無い。
  • タンク
    • 内部錆。これも良くある事だ。

トータルとしては1万円ほどで直りそうである。


登録は面倒である。前の持主は譲ってもらったが修理できなかったとの事。
引き渡してもらった書類は「廃車受付票」であり6年前の日付で倉吉市発行。
書面で廃車は確認できるので盗難車でないのは明らかだが、
5年経過しており既に倉吉市のデータベースには記録が無いものと思われる。
通常再登録に使用する「廃車証明書」は発行不能
とすると、販売証明+廃車受付票+石摺りで登録しなければならない。
まぁ販売証明は俺も相方も古物許可持ちなので出せるのだが。

だから、俺は古本屋だっての

*1:こいつが味噌