自転車事故の処理、損害賠償などの整理点
4月の事故で思ったことをメモ書き。
事故にあったときに他の人も参考になるやもしれぬ。
事故時の初動
- 怪我人救護(最優先)
- 危険防止の措置を取る(事故車移動など)
- 警察への通報、怪我人が居る場合消防も
- 警察の事情聴取への対応、怪我人が居る場合人身事故扱いとする
- 相手の連絡先の確認(免許証、保険証など公的書類を見せてもらう)
- 加入保険会社への連絡
- 自転車引揚げ依頼(自走不能時)
- 頭部強打などがあれば救急車を呼ぶ。
- 手足の怪我で流血や激痛がなく足が動くのなら事故処理を優先。事故状況を可能な限り記録しておくこと。
- 事故処理が終わりしだい病院にすぐに向かう。*1
- 過失割合の話は後。加害者であれ被害者であれ相手を気遣う言葉を掛ける。これが後に示談交渉で効いてくる。
- 「すみません」の一言は有ってもよい、というよりも言うべき(お手数を掛けてすみません、という意味である)
- 自身が保険に入っているなら「過失割合は保険屋さんを挟んで後日にしましょう、当方は賠償を求められた場合は対応いたしますのでご安心ください」と言っておくべき。
- 保険に入っていなかったら・・・・人生\(^o^)/オワタ。幸いにも当時は限度額5000万の傷害付き個人賠責に加入していたため、こちらのペースで話が出来たと思う。
余裕があれば事故時にやっておくこと
- 事故現場の撮影と位置関係の把握
事故後
保険会社が相手との間に居る場合の交渉
本来減価償却は企業の会計処理で使用される物であり、
減価償却後の自転車の時価額が8割以下ならば、
減価償却そのものを無効と主張してもよい。
自転車、特にスポーツ自転車は中古市場が確立されておらず、
また、車体は個々人でカスタマイズする事が前提であるため、
「同等の車種」の調達は困難であることを相手側に説明する。
基本的にはフレーム損傷の疑いが有る場合は、「全損で要交換」と主張すること。
完璧に修繕できなかった場合、破損による事故の要因となる。*2
駆動、制動系部品への傷も同様。
但し、パーツはそれぞれ外すことが可能なため、
使える部品は損傷していないので被害には加えないと主張することも必要。
(全部を買い直す、というやり方はかえって自分が損をする)
治療費は120万円までは自賠責の負担の為可能な限り治療を行う。
(ただ、単なる打撲で120万の限度一杯まで治療は出来ない。匙加減が重要。)
重傷で治療費が120万円を超える恐れがある場合は、任意保険の支払いでも紛争になるので、
たとえ被害者側でも健保を使い計上される治療費を抑えておくこと。(事故でも健保は使用可能)
ちなみに今回の打撲は治療費20万+慰謝料20万である。
比較的軽傷であったので面倒な手続きの無い自由診療で済ませている。
(長引く場合、医者にはケンキリにするかもしれないと伝えていたが。)
お互いの主張が境界線付近の場合は歩み寄りは必要。
弁護士を介入させる余裕が有る場合は介入させること。
被害者側で、加害者側が不誠実な場合は刑事罰を仄めかすことも必要。
今回の事故からの結論
保険は入っておけ、それも複数。貧乏人なら尚更。他の保険の特約にも注意。