すんでの所でセーフ?

実は明道小学校区の2DKペット可物件の前に、
全国展開している某中堅不動産会社で話をしていた。
同校区で、2DKのマンションの3階。
駐車場と共益費込で44000円の敷金礼金無し。
家賃保証料21000円、その他費用2万ほど。
俗に言うゼロゼロ物件である。


おまけに話を良く聞くと普通借家契約ではなく定期借家契約だ。
母親も物件探しをしていたが、申し込みと審査に私の名前を使った上、
契約書をよく読まずに保証人を用意して勝手に話を進めていやがった。
敷金礼金が一気に用意しにくいのはわかるんだが、
先のこと、特に出る時のことを考えていない。
保証会社が審査する為に私に連絡がきた。
まだ契約書に判を突いてはいなかった*1為、
ストップを掛けて不動産屋に向かったのだ。


家賃自体は安いが、ゼロゼロ物件という時点で契約破棄を心に決めていた。
それでも部屋は探しているわけだし、
一応内容を聞こうかなと不動産屋で契約書の雛型を要求した。
「雛型は用意してございません」
耳を疑う言葉。はぁ?
母親が話を進めていたとはいえ契約の名義人は私だぞ。
借家契約結ぶって言うんだから雛形ぐらい見せろよオラ。


雛型を出せないと言う態度でぶちきれたので、
なぜ「期間に定めの有る普通借家契約*2」ではなく、
「2年間の定期借家契約*3」なのか突っ込んでみたが、
店員は返答できないようだ。そりゃそこにからくりがあるからな。
あほらしいので「そもそも俺が直接する話ならこんな契約の物件なんか申し込まん」
「取りやめて別の物件借りるわ、知人に地主居るし」と言ったら、
「再契約できますから」なんて言ってきた。
しつけーので、
「定期借家契約は基本的に再契約を前提としてないし法でも保障はされてないだろ」
「再契約のたびに家賃上げられたら堪らんよ」
「10年以上住む事になるのにそんなバカなこと出来るかよ」
「うちのオカンにそれを口頭で判るように説明したか?してねぇだろ?」
「まぁ、うちのオカンは契約の類は苦手だから説明は無理だろうけど。」
と突っ込んでやった。ぐうの音も出ない。
隣のお客さんも説明不足だったのだろうか、
「止めます」なんて言って帰りだす。んで、俺も帰った。


不動産屋の店員君、良かったね、勉強になって。
契約書の雛型見せてたらまだ契約してたかもしれんのにね。
今度はちゃんと見せようね。今度があればだけど。

*1:実印は手元にある

*2:普通借家契約の場合、期間の更新は強制に近い

*3:定期なので2年で終わり