情報公開請求の放置を食らった武雄市とのやり取り 4

18日に武雄市教育委員会委員長名義で顛末書(武市教文生第69号)の送付を受けた。
http://frosty.jp/~erio/20121016tenmatsu-takeo-kaiji.pdf

読んで頂くとわかるが再発防止策が具体的に掛かれていない。
また、関係者の処分について明言もない為顛末書として体を為してない。
このため、当方は情報公開請求のついでに再質問を試みることとした。

再質問状(公開質問状)


平成24年10月22日


武雄市長 樋渡啓祐 殿
武雄市総務課法制係 殿
武雄市教育委員会文化学習課 殿


<当方住所氏名>


 武市教文生第68号による情報開示の際の不手際(武雄市情報公開条例第9条1項違反)につき、武市教文生第69号顛末書(以下69号文書)で当方に対して行われた、教育委員会文化学習課(以下、文化学習課)の報告を踏まえた上で、以下の事項に関して、関係した文化学習課並びに総務課法制係(以下、法制係)の見解、回答を伺いたい。また、最終責任者である武雄市長の、今回の条例違反に関する釈明、回答も伺いたい。
 行政手続の遅延や放置は、事と場合によって、人命と財産に関わる事は、武雄市役所の皆様は重々承知であろうかと思う。各部署各人の真摯な回答を期待するものである。

1. 69号文書にある「受付窓口と回答窓口の連携を確実に図る」は具体的にどの様な事を指すのか。顛末書で通常求められる再発防止策とは言えないのではないか。
(「授受に際し別途帳簿を作成しダブルチェックを行う」「回答期限には受付窓口が回付先の回答窓口に進行状況の問合せを掛ける」「開示文書授受は回答窓口ではなく受付窓口が行う」等、当方でも再発防止策は思いつく位である。)
2. 訓令「武雄市情報公開事務取扱規程」にある別紙「情報公開事務手引き」の改定が必要ではないか。また、改定について迅速に行う予定はあるか。
3. 開示請求の到着日は7月11日午後(請求書は12日の先日付で、郵送都合である)であったが、当時の状況、特に武雄市長のメディア上での発言(特に事業計画書の開示に関して7月23日のニコニコ生放送内で市長が9月まで見せないと発言している)を考慮すると、条例に則った当方の正規手続きを市長の発言他の有形無形の影響で放置したとも取れる。この点についてはどう釈明されるか。
4. 今回の市自らの条例違反に関して、関係者の処分の有無
5. 今回の市自らの条例違反に関して、最高責任者たる武雄市長の謝罪もしくは処分の有無



 なお、本状は市側自らによる条例違反(武雄市情報公開条例第9条1項違反)という重大事のため、武雄市長、文化学習課、法制係それぞれの回答は、法令に定めがない限り原則として公開する。回答の期限は別途延長の申し出のない限り平成24年11月1日とする。

「有形無形の影響で放置」は指摘されても仕方のない状況であることは間違いない。
武雄市も処分の有無の通知、再発防止策を練ってきてもらわないとならない。