何も書くことが無いので手紙のマナー

テープでの封印は中身が散逸する恐れがあります。
糊で封を行い、封緘印若しくは封の字、〆の字、認印などで割っておきましょう。
目上の人には「様」の後に「机下、侍史」と書くと相手に学が有ると思われます。
会社、団体、組織宛には「様」ではなく「御中」と記します。
「社長」「先生」に「様」をつけると学が無いと思われますので注意。


「行」を消して「様」等に直すのはよくありますが、
訂正不要などと書かれている場合は事務処理の観点からも消さない方がよいです。


「親展」と書くと宛名人による開封を求めるという意味ですが、
怪しむ家族に開封される恐れが逆に高くなる(家族間でも開けるのは違法だが)為、
個人間の私信は親展とはしない方がよいでしょう。
親展とするくらいなら本人限定受取郵便を使うべきでしょう。


最近多い冊子小包ですが、封筒の一部を切り、
中身が見えるようにしないとポスト投函は出来ないので一部を見えるようにしましょう。
(区分に厳しい郵便局員にかかると返送される恐れもあります)
輸送中に中身を見せたくない場合は郵便局にて局員立会、検分の下封緘を行います。
因みに私は一部を切り取った上で切断面にビニルテープで防水を施しています。
ポスト投函可能なのですが、あえて郵便局窓口で引き受けてもらいます。


確実に届けたい手紙の場合は毛筆は避けましょう。
達筆な方だと逆に解読できずに誤配される恐れもあります。
似た理由で郵便番号の前に郵便マークを付けるのは避けたほうがよいでしょう。
機械判別がしにくくなるのが理由です。
飾ったり目立つようにカラーペンで書くのも誤判別誤配送の元になる為避けましょう。
飾り気の無い黒字ボールペンの楷書が最も確実に届く書き方です。


料金不足でも確実に到達させたい場合は、
受取人の事前了解の下「料金不足時受取人払」と朱書きしましょう。


不在通知の返送は速達扱いですのでポストに速達用の口があれば速達側に入れましょう。
普通側に入れますと仕分けの際に普通-速達への回送の手間がかかり、
その分だけ郵便局への連絡が遅くなります。
(速達及びEXPACK500は局内でも専用窓口で処理される)
なお、不在通知に関してはポスト投函より電話の方がスムーズに事が進みます。
東京の官庁街などでは速達ポスト*1 *2(青色*3のポスト)が有りますのでそちらに入れましょう。

*1:私は保育園の頃に速達ポストの存在を知ったが、同期の連中は全員知らなかった

*2:鳥取にはない

*3:普通の赤ポストでも速達側の口は青い袋が突っ込んで有ります